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木彫刻「原始の塔TREE-1」・里山消防団出動!

c0160901_20591071.jpgc0160901_20592847.jpg今日の作品は、「原始の塔・TREE-1」
オノオレカンバ(みねばり) 
40cm×70cm×200cm










c0160901_20594617.jpgc0160901_210516.jpgこの作品は、森の木に感じる生命エネルギーを表現しています。
大地に深く根を広げ、空へ向けて枝を力強く広げる姿です。
原始の塔シリーズは、縄文火焔土器や原始彫刻からインスパイアされたもので、その力強い形の中には、原始の息吹を感じます。
私は、この土地の中に、まさにそうしたエネルギーを感じているのです。
この作品は、地元の木材、オノオレカンバを使っています、硬く非常に重い木ですが、その分、作品に迫力が加わります。

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"Primeval Tower Tree-1"
Wood [Birch Betula schmidtii Regel]
Oil .Fire 40×70×200cm

Contemporary wood sculpture Teruo Fuchigami
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by ogon21 | 2008-08-31 21:03 | 木の彫刻

銀杏の木・『木の器・制作過程の紹介ー3 完成』

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里山の水田では、稲穂が大きくなりました。
秋の収穫は、目前です。
沢山のお米が採れると良いですね。








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黄金色に輝くその景色は、
何故か幸せな気分にさせてくれます。
今日は、天気も良く爽やかな秋空が広がりました。
作品制作には、もってこいの気候です。





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道ばたの小さな花を覗くと、蟻が蜜を集めていました。
自然界では、冬へ向けての準備が始まっているのでしょうか。
花が咲いている季節は、本当に楽しいです。







c0160901_13214314.jpgさて今日は、前回に引き続き、銀杏の木を使った器の制作過程、最終回。
今回は、木工旋盤での仕上げ作業についてです。
前回二つに分けた木材の上部を削った所です。
柔らかな曲面になる様に削ります。器の底の部分に、
チャックへ取り付ける為の35ミリの穴を開けます。
刃物で丁寧に削ると滑らかになり、その後の作業が楽に進みます。この後に、側面には溝のデザインを施し、紙ヤスリで仕上げます。





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この器は、塗装を100%天然蜜蝋仕上げにします。
この蜜蝋は混ざり物が入っていないので、食べる事だって出来ます。
お手入れは、少し面倒ですが安全な器になります。しかも、
木の香りそして木本来の手触りも楽しめるのでお勧めです。
甘いイチョウの香りが部屋に広がります。
布に蜜蝋のかけらを20グラムほど包んで、
摩擦熱で木に染み込ませます。
木の色が濃くなり良い感じになりました。



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側面が完成したので、引っくり返して器面を削ります。
先程開けた30ミリの穴にチャックで固定してあります。
蜜蝋がついているので、滑って外れない様に注意します。
スムーズに良く回転しています。
この時に器の最終デザインを考えます。
鉛筆で直接線を入れたり、遠くから眺めたりして、
一番良い形を目指します。




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大分できて来ました。
刃物で削りながら溝や皿の深さを確かめます。
手で触りながら、板の厚みやカーブの具合を整えて、
紙ヤスリで仕上げます。
そして再び、蜜蝋を摩擦熱で擦り込んで、いよいよ完成です。






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一皿目が完成しました。
この器では、側面の溝のデザインを器面上部にも少し取り入れました。料理を盛り付ける部分と木皿の周りのデザインのコラボレーションが、面白くなる様にデザインしてみました。8角形と溝の円が、抽象彫刻の様なイメージで観て頂けたらと思っています。真横から見ると、立ち上がりの形が奇麗です。




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もう一つの器を仕上げます。
側面は完成しているので、器面の仕上げです。
旋盤に取付けて作業開始。








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こちらも同じ様に刃物で削ります。
下部に三つ足がつき、彫刻的なので、
器面デザインは、シンプルに仕上げます。








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器面が完成しましたので、底の部分の三つ足を作ります。
彫刻刀で丁寧に彫ってから、紙ヤスリで奇麗に整えます。
この底の尖った形は、私の木皿のトレードマークでして、、、
少し彫刻作品らしさを残しているのです。







c0160901_13235731.jpgついに完成。
一つの材料から二つの作品が生まれました。
こちらは、木固めエースで塗装します。
木の香りは楽しめませんが、
防水塗装なので普通に洗って、乾かすだけでO.Kです。
食品衛生法に適合した塗料で、学校給食用の木皿にも使われたりしています。
器の側面には、樹の表皮の部分やチェーンソー跡も少し残っていて、ワイルド&ナチュラルな仕上がりになりました。

気が付いたらこんなに長くなってしまいました。
ここまで読んで頂きどうもありがとうございました。
また、違う作品の作り方もいつかご紹介します。
どうぞ、お楽しみに!!

Contemporary Wood Turning Bowls Teruo Fuchigami
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by ogon21 | 2008-08-29 13:26 | 木の器

モノクロの世界。ガラスのカラーサンプル

c0160901_1212422.jpg今日は一日中、激しい雨が降り続きました。
突如、後ろの山から、野武士が降りてきて、前の河原で7人の侍と決闘を始めそうな景色です。、、。そして、さながら私のアトリエは羅生門。ふと、人間の恐ろしさに鬼も逃げ出したという人の世について考えたりしてしまいます。

こんな日は、車の通りも、ほとんどなくなり、激しく打ちつける雨音を聴きながら、それぞれのアトリエで、黙々と仕事を進めます。

今日は、パート・ド・ヴェールで使うガラスと色について、お話しましょう。


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こちらが、パート・ド・ヴェールで使用するガラス『カレット』です。吹きガラスで使うドロドロに溶けたガラスを水の中に投入し、クラッシュさせたものを、さらに粉砕し、振るいにかけてメッシュごとに分けたものです。






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粒が大きいカレットを使うと透明感のあるガラスに。
細かくなればなるほど、透明感がなくなっていき、細かいパウダー状のガラスを使うと乳白色になります。






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これらのようにガラスをメッシュ分けする理由は、出したい色を表現するためです。こうする事でガラスを溶かし込む際に色分けしたカレット同士が微妙に混ざりあって水彩画のような色彩を作り出す事ができるのです。






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こちらが、色ガラスを混ぜた色見本の極一部です。
この数の更に5倍から10倍の色を作ることが出来ます。
もしかしたら、無限にあるかな、、、、。とにかく、ひとつの色でもカレットの大きさや顔料の割合の変化で最低でも6パターンの色が出せるのですから。





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こちらの瓶の中に入っている顔料をメッシュ分けしたカレットに混ぜます。基本は、ガラス10に対し顔料は1パーセント。しかし、顔料の種類によっては、ガラス100に対して顔料1パーセントということもあります。






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しかしこれだけ色がそろっても、
自然が織り成す様々な色の世界には、到底、追付きません!
やはり世界は美しいです!




Contemporary Glass sculpture pate de verre
by Kimie Kanai
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by ogon21 | 2008-08-28 23:11 | Pate de verre BOWLS

銀杏の木・『木の器・制作過程の紹介ー2』

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富士山の8月9日初冠雪が発表されました。
今年は、秋が来るの大分早いようです。
はやかわ町の木「桂」、
いつもより一月早く紅葉しています。





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これから紅葉の季節を長く楽しめそうです。
奇麗な色が沢山ある、葉っぱたち、
ずっと眺めていたい景色です。






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家の近くのイチジク、
だいぶ大きくなりました。
一つ一つが面白い形です。










c0160901_2027458.jpgさて今日は、銀杏の木を使用した器の制作過程の続きです。
今回は、木工旋盤での作業を紹介致します。
前回準備した木材を旋盤に取付けます。
中心部分のフォスナービット35ミリで開けた穴に、
チャックと呼ばれる道具で木材を固定します。
チャックは、内側から開いて木材をガッチリ掴み、
取れない様にします。
この時、しっかり固定していないと途中で外れて危険です。




c0160901_2028318.jpg旋盤をスタートさせて安全を確認します。
この時、木材の重量バランスが悪いと旋盤が大きく揺れます。
今回は、材料が軽いので安定した回転です。









c0160901_20282389.jpg木工旋盤では、この様な刃物を使用します。
いろんな形の刃が有りますが、好みの刃物が決まっていて、
それをメインに使うので、その刃物だけが研いで短くなっています。
使用中に刃先に力が掛かるので、とても頑丈な作りになっています。








c0160901_20284037.jpg旋盤で木を削る時のコツは、少しづづ削る事! 
一度に深く彫ると刃先が木材に食い込み、
木材が外れたり刃物が飛んだりします。
基本は、鉛筆を削る様な要領です。
優しく少しづづ削れば、きれいな鉛筆、
急いで深く削るとデコボコ鉛筆になります。
旋盤も同じです。





c0160901_2028585.jpg大分滑らかになって来ました。
ここからは、より丁寧に削ります。
刃先を木材に軽くあてて、ヤスリ掛けをする様な感じです。
刃先が良く研げていると仕上がりが奇麗です。
今回は、木の表情を出来るだけ残して、
ナチュラルな仕上げを目指します。
この後に器の底の部分に、
別のチャックを取り付ける穴を開けます。




c0160901_20291631.jpgこの木材は、わりと大きいので、
上下で2枚の器にします。
材の上部から斜めに刃物を入れて切断します。
この時は、腕の力がないと刃を引っ掛けてしまう事があります。






c0160901_20293671.jpg器の側面は、細かい溝で構成してみました。
紙ヤスリで側面と底を仕上げます。
80番の荒いペーパーから、120番、180番、240番、320番で仕上がりです。
ヤスリがけは、直接回転する材を触りますので、特に気を付けないと打撲や摩擦熱による火傷などをします。
木工作業に限らず、安全第一が基本です。
疲れている時や眠い時、集中力の無い時は作業を止めましょう。
◆私の作業心得
1.ケガをしない事 2.機械を壊さない事 3.作品を壊さない事の順番です。


c0160901_20295548.jpg下部の器を取り外した所です。
取り外したこの器は、底の部分を3つ足に、
上部の器は、8角形の平皿にします。
今回は、仕上げを100%天然蜜蝋仕上げと、木固めエースの防水仕上げの予定です。

今日はここまで、次回は完成までをご紹介致します。
どうぞ、お楽しみに!!

Contemporary Wood Turning Bowls Teruo Fuchigami
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by ogon21 | 2008-08-27 20:32 | 木の器

銀杏の木・『木の器・制作過程の紹介ー1』

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今日も朝から雨です。
大金山にも雲が掛かり水墨画の様な風景です。
ここは、雲の生まれる場所です。






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家の裏では、蜘蛛の巣に雨が掛かり、
水滴がとても綺麗でした。







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球体の水滴は、
ガラス玉の様にキラキラと光っていました。
すっかり山間は、涼しくなり秋の気候です。
蝉の声も、少し小さくなり季節も変わりました。
まだ8月なのに、、、、








c0160901_20163667.jpgさて今日は、銀杏の木を使用した器の制作過程の紹介です。
この銀杏の木は、16年前に手に入れた地元の木材です。
木の皮は、虫が付かぬ様に丁寧に剥がして倉庫に保管していました。
多少ヒビが入りましたが、良い状態に乾いています。
木材の乾燥には、とても時間がかかります。
2センチ乾くのに約1年だそうです。
20センチの木では10年ですね、



c0160901_20165310.jpg今回の銀杏の丸太は、約30センチですから15年、
今年で16年だから丁度よい頃です。
電動チェーンソーを使って玉切りします。
約30センチ幅に切っていきます。
電動チェーンソーは、
室内や少量の木を切る場合にとても便利です。
それでも、安全には十分気を付けねば。



c0160901_20171252.jpg玉切りにした木材に墨を打ちます。
年輪の中心を通して半分に挽き割ります。
年輪の中心部分は、割れやすく変形します。
丸太の天地の角度を平行に合わせて、線を引きます。
その線上をチェーンソーで切っていきます。








c0160901_2017367.jpg半分に挽き割った画像です。
銀杏の木は、中心部分が黄色く香りと油が強いです。
工房の中は、銀杏の木の香りでとても心地良いです。
この後に電動カンナで表面を整えます。








c0160901_20175582.jpgカンナを掛けた後にコンパスで円を描きます。
木の表情を見ながらの作業です。
円の中心部分にフォスナービット35ミリで、
約7ミリの深さの穴をあけます。
この穴は、旋盤に取り付ける時に使用します。





c0160901_2018135.jpg円の周りの余分な部分をノコギリで切り落とします。

次回は、いよいよ旋盤での作業です。
器作りも材料の準備が重要です。
その木の質、状態をよく確認しながら、
貴重な木材をより良い作品に仕上げる様に心掛けています。
皆様、どうぞお楽しみに!!


Contemporary Wood Turning Bowls
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by ogon21 | 2008-08-25 21:37 | 木の器

パート・ド・ヴェールのネックレス

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『青空のネックレス 〜 青空はいつもその胸に』
             
細かい空気の泡を包み込んだパート.ド.ヴェールのネックレス。
雲は、パウダー状のガラスを使って表現しています。
(約2.3×3×0.5cm)

Art Glass Pate de verre accessories    Kimie Kanai



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by ogon21 | 2008-08-24 23:12 | ガラスアクセサリー

Wood Turning・木工旋盤体験について。

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庭のほうづきが色づいています。








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森の植物にも実がつきました。









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今日は、Wood Turning・木工旋盤についてのお話です。
日本では、『木工ろくろ』と呼ばれています。
こけしや碗の素地作りを思い浮かべる方も多いことでしょう。
アメリカでは、『ウッドターニング』という専門の分野があって、
非常に個性的なクラフトアートが盛んです。
私がいつも使用しているのは、この洋式の旋盤です。



c0160901_10281429.jpg外国式の機械の特徴は、刃物を乗せる台と木材の後ろ側を押さえる器具が付いていることです。
この器具が付く事により、大きく重量がある木材や長い木材を加工できるので、彫刻的な作品を作ることを可能にします。
日本式には、その器具がないので、小さい棗や皿、軽量木地の碗制作などが向いているということになります。
また、日本式と外国式では、刃物にも違いがあります。



c0160901_10283324.jpg日本式の刃物は、木地師が自分で使いやすい様に刃物鍛治で制作します。
外国の刃物は、専門のメーカーがバリエーション豊富に取り揃えているので、作りたいと思う様々な形状に対応してくれます。
刃物は、木との摩擦で熱を持ちます。それに対応する金属が、
ハイスピードスチールで、熱に強く硬い木でも長い時間使用出来ます。
より良い刃物を使う事は、安全に楽しく制作する事に繋がります。
ある程度大きめの旋盤を持っていると、一台ですべての作品に対応できます。
私の持っている旋盤は、最大45cmの器まで制作可能です。
実際、それ以上の木材は、なかなか手に入らないので十分使えます。



c0160901_10285156.jpg明日は、お祭りで木工旋盤体験をします。
今回は、コマ作り、簡単ですよ♪、
旋盤で制作する楽しさを伝えられると良いのですが。
スルスルと木が剥けてくの、楽しい〜ですよお〜。
て、その前に、、天気が悪いらしく(≧ゞ≦)ううっ、、
皆さ〜ん、晴れるよう祈祷してくださ〜い!




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今度、ブログで木工旋盤制作行程の紹介もしますので、
どうぞお楽しみに!!





Contemporary Wood Turning
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by ogon21 | 2008-08-23 23:26 | 木の器

里山木材の体験準備中!・木彫刻『原始の塔HORN-2』

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河原に葛の花が咲いていました。







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ギャラリーオゴンの花壇には、
オレガノの小さな花が咲いています。






目がまだ半開きの早朝にFAXが。(朝早く、誰です?)受信したFAXを見ると
今度の日曜日、8月24日に開催される“川の都夏祭り”の資料でした。
担当の峡南青年会議所のメンバーは、大工さん。
やっぱり大工さんは、朝早いです。立派です。

ギャラリーオゴンも"川の都の夏祭り"に参加します。
私は、ただ今、里山木材による木工旋盤体験の準備をしています。
外国産や規格品の木材ではない、
自然木を使った小さな木皿やコマの制作体験を予定しています。
時間は、一人約30分程で、仕上げの部分を体験して貰います。
木皿(柔らかい杉の木)や、小さなコマなので、
小学生でも、親御さんと一緒に楽しめます。

ギャラリーオゴン以外の体験は以下のよう。
♪親子木工教室「my箸」を作ろう!
♪増穂登り窯の陶芸体験、格安500円で本格薪釜焼きの器ができる♪
♪ブリザードフラワーアレンジメント体験♡
♪峯硯堂 硯づくり体験!
♪富士川流域王国の砂金取体験♡

他には、イカダで富士川下り。地元特産物の屋台など、色々盛り沢山ですぞ。
自然や物作りに触れる事で、地域の風土を見直してほしい、
発見してほしいという、想いです。
(子供達には、夏休みの思い出になると良いな、、、。)

*ギャラリーオゴンは、8月24日(日曜日)、
“川の都夏祭り”への参加のため臨時休業になります。
山梨県のお近くにお住まいの方、是非お越し下さい。
(雨天決行・台風中止)良い天気になってくれ〜。でも涼しくね〜。

ブログをご覧の皆様、どうぞ宜しくお願い致します。
午前10時〜午後3時まで、下記会場にいます。↓

◆ “川の都夏まつり”
2008年8月24日(日)10:00〜15:00
山梨県市川三郷町の歌舞伎文化公園ふれあい広場
詳しくはこちらをご覧下さい→ http://www.kyonan-jc.com/
富士川下りはこちら→ http://goo.kyonan.net/




c0160901_934318.jpgさて今日の作品は、『原始の塔・HORN-2』
オノオレカンバ(みねばり)
11cm×30cm×110cm


この作品は、動物の角を抽象的イメージで構成した彫刻です。
深い森は、静寂に支配されています。
土や草、木の香り、
そして目には見えなくとも感じる獣の気配。
森から迫ってくる動物の生命力を表現しました。





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"Primeval Tower Horn-1, 2"
Wood [Birch Betula schmidtii Regel]
Oil .Fire 11×30×110cm
Contemporary wood sculpture Teruo Fuchigami
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by ogon21 | 2008-08-21 23:43 | 木の彫刻

西湖いやしの里根場へ・『銀杏の木 サラダボール』

c0160901_22424816.jpg今日は、久しぶりの休日だったので、知人が展覧会を開催している、『西湖いやしの里根場』へ出かけました。
そこは、山梨県富士河口湖町にある茅葺き集落です。
昭和41年に、土石流の災害によって家が流されたという村の跡地に、3年前失われる前の茅葺き集落を復元させました。
現在は18軒の茅葺きの家が完成し、今後も何軒か増えるそうです。
今はまだ新しい茅葺きですが、20年位すれば、自然と一体化するような日本家屋の姿が蘇ってくるはずです。
しかし、実際には、日々の暮らしが営まれている訳ではないので、家屋に対する古来より行われて来た様々な施しが、行われていないのが現状で(火を焚いて煙による、柱、天井、壁へのコーティングが行われないこと。ヌカや茶殻で床、建て具を磨かないこと。等など)実際には、どうなっていくのでしょうか?
私達が住む、町には、茅葺きの古い住居がまだまだ沢山残っていますが、(茅はトタンで覆っていますが)それは、実際に長い年月人が手を入れてきたので、いまでも健在なのです。
それはそうと、
現在、その中の一軒を借りて、知人3人が、
和紙、陶芸、藍染めの展覧会をやっています。
この茅葺き家屋の佇まいに、ジャパンブルーと云われる藍染めの深い色合いや
手漉き和紙さの美しさ、そして土の持つ暖かみが実によく合っていました。


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展覧会を見たあと西湖を一周し、
本栖湖へ向かいました。





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小雨が降ってきましたが、
湖畔を少しだけ散歩して、
新秋の休日を楽しみました。






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さて今日の作品は、
『銀杏の木 サラダボール』
23.2×23.2×8.1cm





c0160901_2244144.jpg銀杏の木は、きめが細かく滑らかで、色も明るく、現代の空間や、家具にも合う素材です。
この木皿は、ナチュラルオイル仕上げとなっています。
ウレタン塗装や合成漆では無いので、アレルギーの方にもお勧めです。
お手入れは、軽く洗った後に、よく乾かして下さい。
乾いた後に、時々、極少量のオリーブオイルや、胡桃オイル、アーモンドオイルなどで、お手入れして下さい。
サラダボールとして使用しますと、自然にオイルが染み込み、
こっくりとした色合いの味わい深い木皿へと変化していきます。
生活の中で、その家庭ならではの、ひとつの道具が育っていく。
それは、木に親しんだ日本人の感性に繋がっています。

Contemporary Wood Turning Bowls Teruo Fuchigami
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by ogon21 | 2008-08-19 22:49 | 木の器

里山暮らしの始まり・木彫刻『原始の塔ーM2』

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秋は、すぐそこまでやって来ています。




ススキの穂が顔を出し、




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えのころ草が揺れています。




今日は、昼過ぎから風が強くなり、曇り空。




私が山梨県で里山暮らしを始めたのは、今から16年前、当時25歳の時でした.
時代はバブル崩壊直後。
私は、現代美術の学校TSA(東京芸術専門学校)を卒業して関東周辺で、彫刻のアトリエとなる物件を探しまわっていました。
しかし、学校を出たばかりで、定職も無い者を不動産屋が相手にするはずもなく、関東に親戚や知り合いも無い私は、途方に暮れていました。
そうした時、偶然、私の住んでいた区では、田舎との交流制度が在る事を知ったのです。
区役所に相談すると、作品ファイルを早川町長に見てもらえる事となりました。
駄目で元々、と思っていたら、数日後に区役所から連絡があったのです。
『一度、早川町を訪ねてみなさい。もし気に入った家があれば貸してもらえそうですよ!』
私は早速、早川町役場へ。
役場職員の方に空家を3軒案内してもらいました。
そして、その内の一件に決めました。それは村の旧公民館です。
当時は、お風呂も流し台もありませんでしたが、一階が土間、二階が35畳の大広間。
『直ぐに制作できる環境は、ここしかない』と思いました。
翌日、町長との面接で早川町に住みたい旨の申し出に、『本当に良いのか、この土地で食べていけるのか、、、?』と、半信半疑の様子。
私は、他に制作環境を探し当てる当てもなく『是非、お願いします!』と答えました。
それからこうして16年、里山に暮らし続けている訳です。
しかし、ここは、単なるアトリエを確保しただけの場所ではありませんでした。
里山は材料の木材を提供してくれ、新しい作品テーマとなる多くの感動やインスピレーションの宝庫だったのです。
(現在、アトリエはギャラリーオゴン隣へ移して、旧公民館は、改装し自宅としています。)



c0160901_125058.jpgさて、今日の作品は、『原始の塔ーM2』
オノオレカンバ(みねばり)
11×30×110cm










c0160901_13837.jpg斧が折れるほど硬い木、オノオレカンバを素材に、
沢山の突起物を、一つ一つ彫刻刀で彫り出しました。
それは、沢山の目(複眼)を表現しています。
突起物は、根気のいる細かい作業で1日4つしか彫れません。
毎日毎日彫り続けました。
約40日間、それは修行の様な日々でした。
完成した時の喜びは、忘れられません。
この作品はずっと、手もとに置いておきたい作品の一つです。





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"Primeval Tower-M2"
Wood [Birch Betula schmidtii Regel]
Oil .Fire 11×30×110cm

Contemporary wood sculpture Teruo Fuchigami
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by ogon21 | 2008-08-17 23:01 | 木の彫刻


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